月光の時間(とき)

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君の手が私の手を導いて 
階段を上がっていく
幾枚かの紙切れと引き換えの仮住まい
君の熱い吐息を肩に
君のぬくもりを背中に感じて
ふたり 同じ夢を見よう
1プラス1イコール1
常識を超えた宇宙空間を
ふたり漂い夢を見よう
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君の言葉は諸刃の剣
時々私を傷つける
私の言葉も諸刃の剣
時々君を傷つける
獣に戻って互いの傷を
舐めあって 今夜癒そう
意味不明の本能の叫びと
熱い体温を交わそう
言葉はいらない 言葉などいらない
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人の目をすり抜けて
日常を通り抜けて
宇宙空間漂うふたりを
白い光がやさしく包み
緊迫した秘めた恋に
やすらぎを注ぎ込む
そして今夜もつかの間に
月光の時間(とき)を始めよう
そして今夜もつかの間に
月光の時間(とき)を始めよう

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SOS

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少年が今夜鳥になり 
大空へと翔くけれど
背中の重すぎる荷物たち
彼を大地へと誘い込む
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耳を失った人々の吐き出す一本の針でさえ
言葉を奪われた私 傷つける事はたやすい
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背負った荷物 重いと告げれば
関係ないと通り過ぎる
もう歩けないと座り込めば
知らん顔で置き去りにする
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耳を失った人々の集う うわべだけのおつきあい
言葉を奪われた私 耳をふさぐしか術を知らない
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SOS SOS
つながれた糸を震わせて あなたへと送ってみる
言葉たちの雑音に消え入りそうな糸を震わせる
SOS SOS
つながれているはずの糸 震わせて送ってみる
残された一本の最後の糸を震わせる

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シンデレラ・ムーン

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夕暮れ迫るざわめきの街
蹴飛ばして 甘い言葉交わし
私の髪 あなたの頬流れ
口元から滴り糸ひく吐息
シンデレラ・ムーン
午前0時をまわれば
狂気の光が闇を覆いつくすから
愛しい人
できるだけそばにいて
愛 ささやき続けて
蜜月は果敢なく消えるカゲロウね
シンデレラ
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帰りを急ぐラッシュアワー
放り投げて 甘い言葉交わし
あなたの指 私の胸流れ
背中から噴出し輝く汗
シンデレラ・ムーン
午前0時をまわれば
狂気の光が闇を覆いつくすから
愛しい人
できるだけそばにいて
愛 ささやき続けて
蜜月は果敢なく消えるカゲロウね
シンデレラ

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見下ろす者・見上げる者

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翼ある者・・・
天高く 春をめざして飛び立っていく
見下ろすすべてが己のものと
円を描いて飛び立っていく
翼なき者・・・
天高く 飛び立つ者を仰ぎ見る
見上げるすべてが妬みのもとと
罵倒を吐いて仰ぎ見る
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傷つける者・・・
一夜過ぎれば忘れ去ってしまうだろう
踏み台にした者のことなど
忘れ去ってしまうだろう
傷を負う者・・・
いまわの際まで忘れ去りはしないだろう
踏まれた痛みと屈辱を
忘れ去りはしないだろう
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見下ろす者・・・
年老いてなお ないものねだりを繰り返す者
己の欲するものが何かを
知らずに繰り返す者
見上げる者・・・
年過ぎるたび 諦めを覚えていく者
振り上げた拳を下ろし
叫ぶことをやめる者
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繰り返す時代の中で 僕たちは産声をあげる
繰り返す時代の中で 幾たびも産声をあげる

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あの山のふもとまで

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春の陽気に包まれた
うたた寝に あなたと二人
どこまでも広い草原を
歩いてる夢を見ました
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遠く新緑色の山の上
セルリアン・ブルーの空
おひさまは弥生の笑顔で
やさしい光をそそいでいます
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小鳥たち口々に
「こんにちは」ささやきかけます
私たちみたい モンシロ蝶
仲睦まじくじゃれあってるね
生まれたばかりのツクシの坊や
はにかみながら手を振ってます
タンポポの綿毛 生命の種を
風にゆだねて流れていくね
二人の恋もタンポポみたい
時にゆだねて何処へ行くかしら
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せつないから 恋
つづけるのよ 恋
せめてあの山のふもとまで
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目覚めれば二人
闇にまぎれた秘め事ばかり繰り返すから
まどろみの中
あなたと同じ名前の人を忘れたい
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少しふざけて あなたの胸に
顔をうずめれば春の匂いだね
見上げたら あなたの笑顔
おひさまと同じ弥生だね
新緑色の山へ向かって
手をつないで歩いていこう
この広い草原を
どこまでも どこまでも・・・
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儚いから 夢
見たがるのよ 夢
せめてあの山のふもとまで

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